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ご寄付受領のご報告/サッカー日本代表サポーター・ちょんまげ隊長ツンさんによるチャリティーTシャツプロジェクトより

JIFF
2021.04.20

日本障がい者サッカー連盟(JIFF)は4月16日(金)JIFFオフィス内において、サッカー日本代表サポーター・ちょんまげ隊長ツンさんを中心に実施された障がい者サッカーへの寄付活動において集まった寄付金620,500円を受け取りましたのでご報告いたします。(写真は寄付金受け渡しの様子/右からちょんまげ隊長ツンさん、JIFF松田薫二専務理事、原博実氏)

本寄付金は寄付者のご希望により、7つの障がい者サッカーのコロナ対策費として利用させていただきます。

このたびのご支援の企画者・協力者の皆様、ご購入等によりご支援いただいた皆様に心より感謝申し上げます。

今回のご寄付について

サッカー日本代表サポーターのちょんまげ隊長ツンさんことツノダヒロカズ氏が、コロナ禍で大変な思いをしている障がい者サッカーの支援をする目的で2020年に今回の寄付活動を企画されました。「お金だけでは一瞬で終わってしまうが、Tシャツをつくることで7つの障がい者サッカーについて知ってもらう機会をつくりたい」との思いから、チャリティーTシャツの販売を実施されたと伺いました。

2020年7月よりチャリティーTシャツを販売し、現在までに365枚を売り上げ、その収益620,500円を日本障がい者サッカー連盟を通じて7つ障がい者サッカーのコロナ対策費用としてご寄付いただきました。

チャリティーTシャツには7人の漫画家により7つの障がい者サッカーが描かれており、その中心には原博実氏による「Jの力を信じてる」の題字が書かれています。この「J」は「Jリーグ」「JAPAN」「JIFF」からきているそうです。

チャリティーTシャツの7つの障がい者サッカーと題字について

7つの障がい者サッカー:
・高橋陽一 先生(ブラインドサッカー)
・森下裕美 先生(電動車椅子サッカー)
・能田達規 先生(デフサッカー)
・大武ユキ 先生(ソーシャルフットボール)
・鈴木大四郎 先生(アンプティサッカー)
・高田桂 先生(CPサッカー)
・hiroki 先生(知的障がい者サッカー)

題字「Jの力を信じてる」:
原博実 氏

コメント

ちょんまげ隊長ツンさん

コロナで医療従事者への寄付、エールなどがありましたが、僕らはサッカー界で、サッカーの誰かのためにならサポーターも動いてくれるのではないかと考え、始めました。障がいがあることで、より感染対策をしないといけないこともあるなど、おそらくサッカーの中でも障がい者サッカーが一番大変なのではないかと思います。しかし普段の予算でも厳しい中、プラスアルファで(コロナ対策費が)出ていくわけなので、そこを補填したいという思いがありました。

また、ピンチはチャンスだと思っているので、この大変なことをきっかけにして、Tシャツをつくり障がい者サッカーが7つあるということを知っていただく機会にもなればと思いました。

(障がい者サッカーとの出会いは)目が見えない人は大変だというイメージがあったのですが、10年前にブラインドサッカーの落合啓士氏と知り合い、一緒に二泊三日で東北支援に行った際「普通じゃん」と思いました。自分の方にバリアがあったということを学ばせてもらいました。自分も10年前に気づいたことですが、それをいろいろな人に気づいてほしいと思い、今はオリジナルで障がい者スポーツ体験会「ミックス」の活動もしています。例えば小学校低学年を対象にブラインドサッカー体験会だけを実施すると「障がい=目が見えない」と思われてしまうのがこわかったので、必ず3カテゴリーぐらいをミックスして選手に来てもらい実施しています。みんなが顔の形や声も違うように、障がいにもいろいろあるのだと伝え歩いています。

その活動がこのTシャツのおおもとにあります。これが例えば1つのカテゴリーだけのためだったらやっていないですし、やはり7つの障がい者サッカーを知ってもらいたかったというのがあります。7つあるのは、障がい者サッカーが日本で唯一だと思います。ここをテコにして、性格がさまざまであるように障がいもさまざまで、いろいろあって良いと伝えたいです。

(Tシャツの文字の)「Jの力を信じてる」の「J」は「Jリーグ」「JAPAN」「JIFF」からきています。今回、7つの障がい者サッカーの真ん中の題字は誰にお願いしようかと考えたときに、原博実さんがいいと思いました。個人として関わる分には良いですよというお話だったので、個人で原さんにお願いしました。デザインや販売サイト、梱包や発送など、コロナで動くことはできないけれど、障がい者スポーツのためになにかしたいという人が力を貸してくれました。購入頂いた方と同じくらいに、関わった皆さん全員に感謝しています。

原博実氏

ツンさんから障がい者サッカーの皆さんに貢献できないかと漫画家の先生にお願いしてTシャツをつくるという話を聞き、自分もなにかできないかと、賛同して題字を書きました。本当に実現できるのかなという思いもありましたが、ツンさんや皆さんのおかげでこれだけのお金が集まり、障がい者サッカーの皆さんに寄付できるというのは、サッカー界の繋がりだと思います。

自分の家族も全員Tシャツを揃えたのですが、すごく気に入ってくれて、そういう輪が広まればいいなと思います。寄付するというサポートもあるし、Tシャツを着てもらうというサポートの仕方もあるんだと思いました。ツンさんや皆さんに感謝ですね。

今後も協力したいので、やれることはやっていきたいと思います。

 

JIFF松田薫二専務理事

この度は障がい者サッカー7団体に対し、愛の溢れる、心のこもった寄付をいただき、心よりお礼申し上げます。

コロナ禍の中、「サッカー界で一番困っているところはどこだろう?」の思いから、障がい者サッカーに結びついたのは、日頃から障がい者サッカーにも寄り添い、状況をよく把握されているツンさんだからこそだと思います。そして、その後がすごいです。出版社が全て異なる著名な7人の漫画家の方に、7つの障がい者サッカーのイラストを依頼し、そのイラストをひとつにまとめたTシャツを作るという、そのすごい発想と実行力。なかなかできることではありません。原博実さん直筆の「Jの力を信じてる」という言葉も素敵ですね。

JIFFとしては、寄付だけでなく、このTシャツが7つの障がい者サッカーのことを知ってもらえる機会にもなり、二重の嬉しさです。いただいた寄付は、目的の通り、7団体のコロナ対策の費用に使われるように進めて行きます。ほんとうにありがとうございました。

 

本寄付およびチャリティーTシャツについて

チャリティーTシャツ販売サイト(4月末まで)

https://soccerpower.shop-pro.jp/

ちょんまげ隊長ツンさん公式Twitter