REPORT

日本電動車椅子サッカー選手権2018

国内大会
2018.12.02

マックス10はRed Eagles兵庫、
パワフル6は大阪ローリングタートルが優勝!
ともに昨年準優勝の雪辱果たす

一般社団法人日本電動車椅子サッカー協会(JPFA)は、12月1日(土)、2日(日)に静岡県袋井市小笠山総合公園エコパアリーナにおいて「日本電動車椅子サッカー選手権大会2018」を開催しました。本大会は、電動車椅子の最高速度により2つのカテゴリーに分かれ、国際基準である10kmk/hをカテゴリー1(マックス10)、日本独自のルールである6km/hをカテゴリー2(パワフル6)として行いました。過去最多の29チームが出場し「日本一」を懸けて激しい戦いを繰り広げました。

マックス10では、準々決勝で前回王者のYokohama Crackersが3-2と接戦を制し、前回準優勝のRed Eagles兵庫はPK戦にもつれ込む接戦をものにすると、準決勝ではこの2チームが快勝。決勝は昨年と同じカードとなりました。12年ぶりの日本一を狙うRed Eagles兵庫は積極的な攻撃で4−0とし、見事優勝を手にしました。

マックス10MVPの内海恭平選手(Red Eagles兵庫)/写真提供:日本電動車椅子サッカー協会

 パワフル6は準決勝が2試合ともPK戦となり、大阪ローリングタートルは前回王者のSFCデルティーズに勝利。前回決勝戦の雪辱を果たしました。勢いにのった大阪ローリングタートルは、決勝でJPDソニック京都電動蹴球団に6−0で快勝し、日本一に輝きました。

年に一度のクラブ日本一決定戦ということもあり、各チームが本気でぶつかり合い、戦い抜きました。両カテゴリーともに前回から王者が入れ替わりましたが、接戦も多く、全チームそれぞれの成長が感じられた大会となりました。

パワフル6MVPの加川勇羽馬選手(大阪ローリングタートル)/写真提供:日本電動車椅子サッカー協会

大会結果

最終順位

マックス10

優 勝:Red Eagles兵庫
準優勝:Yokohama Crackers

パワフル6

優 勝:大阪ローリングタートル
準優勝:JPDソニック京都電動蹴球団

個人賞

マックス10

MVP:内海 恭平 選手(Red Eagles兵庫)
敢闘賞:三上 勇輝 選手(Yokohama Crackers)

パワフル6

MVP:加川 勇羽馬 選手(大阪ローリングタートル)
敢闘賞:名田 賢伍 選手(兵庫パープルスネークス)

 

MVP受賞コメント

マックス10:内海 恭平 選手(Red Eagles兵庫)

Red Eagles兵庫として2006年以来12年ぶり2度目の優勝(日本一)することができました。同時に、MVPをいただくことができ、嬉しかったです。
One for all ,all for one(1人はみんなのために、みんなは1つの目的のために)の合言葉を胸に個々の役割を果たして、チーム一丸となって戦った結果が優勝という形になって感謝の気持ちでいっぱいです。
MVPに選んで頂きましたが、チームや、日頃から活動を支えてくださる皆様のおかげです。もっと電動車椅子サッカーが身近なスポーツになるように活動していきたいです。

パワフル6:加川 勇羽馬 選手(大阪ローリングタートル)

この度、MVPをいただきました。まずこの場をお借りして、日頃からお世話になっています関係者の皆様、いつもわがままを聞いてくれているチームメイトに感謝の気持ちを伝えたいと思います。本当にいつもありがとうございます。
これからローリングタートルは10km/hという次のステージへ進みます。
僕のサッカーのコンセプトは『ファンタジスタ』と呼ばれることです。サッカー選手である以上、この競技の限界を追求し続ける事がこの競技への恩返しであると考えています。電動車椅子でこんな事ができるの?と思ってもらえるプレーを生み出せるよう、日々の練習に取り組んで行きますので、これからも大阪ローリングタートルを応援よろしくお願いいたします。

【2018/12/18発行「JIFFメールマガジンvol.006」より】


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