［マッチレポート］日本はアジア王者の中国に0-2で敗戦し、5位決定戦へ(2021/08/31)：東京2020パラリンピック競技大会 5人制サッカー

日本代表

2021.08.31

青海アーバンスポーツパーク（東京都）で開催されている「東京2020パラリンピック競技大会」5人制サッカーは8月31日（火）に予選グループリーグ最終節を迎えました。準決勝進出には引き分け以上が条件となった日本は、アジア王者の中国に0-2で敗戦し、順位決定戦へまわることとなりました。

勝利が必須となる中国は序盤から猛攻を見せ、日本は守備に集中する時間が続きます。一方日本は、安定した守備からGK佐藤大介選手の前線へのパスで攻撃のチャンスを狙います。しかし前半12分、朱瑞銘選手に日本の右サイドを突破され素早いカットインから先制を許します。これ以上の失点を避けたい日本でしたが、前半18分、同じ形で朱瑞銘選手にディフェンスを振り切られ、鋭いシュートを決められてしまいます。

ゴールを決めて歓喜する中国の朱瑞銘選手

後半は日本が積極的に仕掛け、攻撃の時間を増やします。繰り返しゴール前に詰め寄りますが、中国の徹底した守備に阻まれなかなかゴールを奪えません。後半13分には黒田智成選手がフェンス際の攻防でボールを奪いカットインからシュートを打ちますが、右に外れてしまいます。さらに後半16分、日本は相手陣内でフリーキックを獲得すると川村怜選手が鋭いシュートを放ちますが、わずかに左に外れます。浮き玉やサイドチェンジもうまく使いながら、さまざまな手法で攻め続ける日本。しかしあと一歩ゴールには届きませんでした。試合は0-2のまま終了し、日本の予選グループ敗退が決まりました。

予選グループリーグは８カ国が２組に分かれて戦い、各組の上位２チームが決勝トーナメント（準決勝）に進出します。世界ランク12位でパラリンピック初出場の日本は、グループAでフランス（世界ランク14位）、ブラジル（同2位、パラリンピック４連覇中）、中国（同5位、アジア王者）と対戦し1勝2敗。グループAで3位となり、9月2日（木）にグループB 3位のスペインと5位決定戦を戦うことになりました。

9月2日（木）の5位決定戦に勝利して大会を終えられるよう、最後まで応援よろしくお願いします。